2011/05/27

私はウエッブのブラウズにFirefoxを使っている、ただし皆さんがお使いのFirefoxとはかなり違っていると思う。
どんなスペシャルFirefoxを使っているかお知りになりたい方は「記事の続き」のリンクを押して下さい。

ほーらどうみてもスペシャルなFirefoxでしょ、ごめんなさい(^^ゞ
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2011/05/21

通常の縮小では、なんでこのような縮小が出来ないのでしょうか?それには画像の階調をあらわす「ガンマ値」が関わっています、画像のガンマ値はWindowsもMacも現在は2.2です。簡単に書けば、この2.2と言うガンマ値の特性曲線は「曲線」であるにもかかわらず、ソフトウエアがリサイズのさいに「直線(リニア)」として扱ってしまうので問題が起きます、そこで縮小の時にガンマ値を特性曲線が「直線(リニア)」の値「1.00」に変更してあげれば上手く縮小できるのです、縮小した後はもとの2.2に戻せば問題有りません。
※詳しいことは「ガンマ 1.0 縮小」または「リニア 空間 縮小」で検索して下さい。
では実際にどうすればそのように出来るのでしょうか?Photoshopを使えば同様のことが手動で出来ます、ちゃんと画像のように縮小できます、しかしそれだけのためにPhotoshopというのはあまりにも現実的ではなりません、しかも標準機能でもありません。
うれしいことに画像縮小の標準機能でこれができるツールがあります。
Ralpha 1.98.6 フリー版
http://nilposoft.info/ralpha/

Ralphaでガンマ値を1.00に変更しての縮小の使い方
1.右側リストから「リサイズ」をチェックしクリックして「リサイズ設定」をだします
2.縮小アルゴリズムに「Lanczos(ランチョス)」を選択、範囲を「2」※ここまでは綺麗な縮小のための選択
3.「リニアな色空間で処理する」を選択※これが「ガンマ値1.00で縮小」に相当
4.ファイルを選択して実行
これだけでガンマ値1.00縮小が出来ます、お試し下さい。

上のダライラマさんはRalphaで縮小しましたが、もっと厳密なテストをしてみたい方は、
画像処理のテストチャートとして有名な、
Circular Zone Plate(CZP)を縮小してみるといいかもしれません。
Circular Zone Plate
http://image-d.isp.jp/commentary/czp/czp512.bmp
CZP用いた評価の仕方はここに書いてあります
http://image-d.isp.jp/commentary/czp/index.html
ではまた。
2011/05/20
リサイズ、その1
ブログに限らずデジカメで撮った写真は何らかの縮小リサイズを行うのがおおいですよね、

この「ダライ・ラマ14世」の写真、あるテスト用の画像で有名です。なんのテストかというと・・・・・
とりあえずあなたが普段お使いの「画像縮小リサイズ」が出来るソフトでこの画像をアスペクト比は維持したまま2分の1(50%)に縮小してみて下さい、書き出しファイル形式は何でも結構です。

129*111の画像が出来上がりましたと思います、普通に考えれば129*111のこのような画像が出来上がるはずですよね、ところが・・・・

これは某画像ソフトで2分の1に縮小したものです、このような物が出来上がりました。
ついでにお見せしますとブラウザもこれが苦手です。

これは一番最初のものをHTMLタグを変えてブラウザ上でwidth="129" height="111"と指示した物です、
すべてのブラウザがこうなります。
ほとんどの画像ソフトで一般的に使われている「縮小アルゴリズム」のためにこのような細かいパターンがつぶれ縮小が行われます。
次回に続く
2011/03/05

普段Firefoxを常用しているのですが、訳あってInternet Explorerを暫く併用していたら、あまりに色が違うのでちょっと書いてみた。
私は現像からJPEG書き出しまでカラーマネージメントは「AdobeRGB」で行ってる、で、問題は最もシェアの高いInternet Explorerがカラーマネージメントに対応してないつうことだ。
Internet Explorerでは色空間は一緒くたに「sRGB」として処理されるらしい。当然AdobeRGBで処理してればくすんだ色になって見える、風景ならまだしもお花とか撮ってる方は致命的だと思う。
Mac関連では結構前から指摘されていたけど、写真ブログではあまりこのことが書かれていないので比較を乗せてみた。
左がカラーマネージメントに対応してるFirefox3.6、右がカラーマネージメント非対応のInternet Explorer8のプリントスクリーンでのキャプ画面です、Firefoxは処理時点の色で表示してるのにたいして、Internet Explorerでは赤がくすんで意図してない色になってます。
大多数のインターネットユーザーは私の意図と反してこの色で見てるわけです。まあ私がsRGBにカラーマネージメント変換すればいいだけのことなんですけどねえ、こういうこともあるんだよって例、ご参考まで。
2010/12/08
フリーソフトでHDR写真作成
下の写真みたいな感じのいかにもHDR(ハイダイナミックレンジ)写真+画像効果をフリーソフトで作ります、あくまでも段取りだけですので細かなオプションとかはいろいろいじってみて下さい。

では一気に行きます
準備
当然ですが最低三枚の三段階連続露光のソースを用意します。三脚とレリーズ使用で最初はなるべく動体のないものを撮影すると後が楽です。

ソースになる写真が用意できたら、使うソフトはフリーのHDR合成ソフトのLuminanceHDRです、
LuminanceHDR 2.0.1
http://sourceforge.jp/projects/sfnet_qtpfsgui/releases/
LuminanceHDR-Win-v2.0.1-1.exe
他に彩度やガンマとかいじれるものなにか(ここではGIMPを使用)
GIMP 2.6
http://www.gimp.org/downloads/
gimp-2.6.11-i686-setup-1.exe
効果が簡単に得られるものなにか(ここではVirtualStudioを使用)
VirtualStudio 1.0.38
http://www.optikvervelabs.com/virtualstudio.asp
以上のソフトをインストールしておきましょう。
その1
LuminanceHDRを起動して「New HDR Image」のボタンからファイル選択のダイアログボックスを開きます。

ダイアログボックスに露光を変えた複数ファイルドラッグアンドドロップします、EXIF情報があれば自動で露光値を読み込みます、EXIF情報が無いファイルは手動で値を入れます(+2とか-2とかでいい)そして「Next」

その2
基本的にそのままでいいですが、動体の小さな二重写り消しの「Anti Ghosting」を使うときには、表示を「Original Size」、プリビューモードを「Differance」にして「Anti Ghosting」を押し「Add Mask」をチェックし、ファイルをクリックしてみながらゴーストの状態を確認して、二重写りしている部分をなぞりマスクを与えます、少し練習すれば判るでしょう。「Next」を押して次のオプション画面に進みます、とくにこのままで「Finish」を押して合成をします。

合成が出来た状態です、白鳥のぶれが消されています。次に「ToneMap HDR Image」を押してトーンマッピングを行います。

その3
トーンマッピング画面で「HDR Image」ボタンを押します、「Operator」でプリセットを選択します、ここでは「Fattal」を選んでみます。パラメータの調整をプレビューを見ながら行います。パラメータとかをいじってる間はサイズは小さいままで、最終書き出しの時点で実際の書き出しサイズを選びましょう「Apply」を押して保存します。

その4
画像をGIMPに渡して「色相と彩度」を調整します、輝度をマイナスに彩度をプラスに振るといいかもしれません。

その5
味付けに「VirtualStudio」を使って調整します、VirtualStudioからファイルを読み込んだら「VP」のボタンを押して

プリセットの画面を出し効果を与えてみます。効果が気に入れば「Process」で書き出して完成です。

以上簡単ですが高価なソフトを買わなくても、フリーのソフトだけでHDRを楽しむことが出来ますのでお試し下さい。
2010/12/04
フリーソフトでHDR写真作成

こんな感じのHDR写真を以下のような、露出自動・露出+2・露出-2の写真三枚からからフリーソフトだけで作ります。最近のカメラなら7段階くらいの連続露光が出来ますので、コントラストの強い風景でも高いダイナミックレンジの素材が得られますので当然自分で素材の用意をすればいいわけですが、とりあえず最低三枚有れば制作可能なので、練習用にサンプル画像を適当に頂戴してきた(いいのかよ)



その2へ続く